ケーブルレスでどこでも大画面
Anker Nebula Mars IIレビュー

今回ご紹介する「Anker Nebula Mars II」は、プロジェクターに内蔵されたバッテリーで約4時間も連続使用が可能なモバイルプロジェクターです。
明るさは300ルーメンと、数値だけ見ると昨今のプロジェクターと比べて少し心もとないですが、はたして?

ところでバッテリーが内蔵されているということは、電源供給先を確保しなくてもあらゆる場所で楽しめてしまうということ。つまり…

大画面でYouTubeが見たい!
ゲームもしたい!
外出先でも!

といった 奇特な 好奇心旺盛な方は注目すべきガジェットと言えるでしょう!
実際に屋外で使ってみて、見え方を検証してみましょう。

エニウェア エンジョイ プロジェクター

どこでも楽しめるAnker Nebula Mars IIですが、まずは基本の室内で使用してみました。 電気を消すだけで映り方が大きく改善しているのもお分かりいただけるかと思います。


電気を消した状態なら断然見やすい!

この投映では70cm程度の距離で30インチほどの大きさになっているようです。
電気を消さずとも、ぼーっと映像を見るだけなら何とかなりそうですが、文字も読む場合は電気を消さないと厳しいかなと思いました。


続いて職場の壁へ投映してみました。
真っ暗な状況ですが、壁がフェルト生地のため、ひどいノイズのような映り方です。


ざらつきが気になります!

さすがにこれは見るに堪えないので場所を変えて、やや蛍光灯が漏れ入る状況で使ってみました。

上の状況の方が真っ暗だったので明度は勝っていますが、プロジェクターの見やすさは周辺の光だけでなく、投映するスクリーン(壁)の質によっても大きく変わることがお分かりいただけるでしょうか。


次に弊社ビルの階段で使ってみました。すでに陽が落ちた後のため、300ルーメンでもかなりの明るさです。
屋外でもバッテリー内蔵だから、Wi-Fiさえ受信できればYouTube視聴も余裕です!本当にケーブルレスは快適ですね。


明るいけどこの壁はちょっと…

ただし、きれいな壁でないとかなり映像が見づらい…明るさは十分なのですが…。
※屋外での使用は周りの迷惑にならないように注意しましょう!!


さらにトイレでも使ってみました。さっそく電気を消すと…

うおっまぶしっ

300ルーメンですが狭い部屋では電気を消した状態で使うと数値以上に明るいように感じます。
かなり余力を残しているようですので、投映距離が取れればより大きな映像で楽しめるでしょう。

輝度的にはトイレで問題なく使えそうですが、長時間便座に座るのは衛生的によろしくないため止めましょう

この調子でお風呂でも使えるのではと考えましたが、職場にお風呂はありませんし、そもそもAnker Nebula Mars IIは防水仕様ではありませんので、レンタルした方も試さないようにお願いします。

さてここからは本機の性能や特長などを見ていきましょう。

どのくらい距離をとればどのくらい大きく映せるの?

雑ではありますが、定規を片手にリアル計測してみました。

スクリーンとプロジェクター前面のおよその距離 およその投映サイズ 照明を落とさず実用的か※
40cm 40×23cm
(18インチ)
80cm 76×42cm
(34インチ)
120cm 113×63cm
(51インチ)
×
142cm 133×75cm
(60インチ)
×
198cm 177×100cm
(80インチ)
×
250cm 221×124cm
(100インチ)
×

この表から80cm距離で34インチ程度のサイズで投映できるとわかりますが、文字を見るようなコンテンツだと、明るい環境下で楽しむにはやや厳しいか、といった印象でした。
ぼーっと映像を見るだけならなんとか行けるかもしれませんが…それでもオススメはできません。極力電気を消して使ってください。

※実用的かどうかは主観になります。また、映像によって評価が変わりますのでご注意ください。

100インチの大きさにしたようす
薄暗くできれば100インチでもそれなりに行けます

150インチの大きさにするには3メートル以上の距離が必要になってくるようで、そのような場所を確保できなかったため写真がありません…申し訳ないです。

YouTube、Netflix、Amazonプライムビデオが楽しめる!

デフォルトのトップメニューに「YouTube」といった有名動画サービス名が表示されていて、YouTubeのライブ放送やアーカイブ放送ならすぐ見ることができます!
ですがAmazonやNetflixはアプリをダウンロードして、ログインした状態でないと使えませんので注意してください。


左右各10Wものスピーカー搭載

Anker Nebula Mars IIは音にもこだわっているように見受けます。
左右に各10W、計20Wという、このサイズのプロジェクターでは高出力なスピーカーを内蔵しています。
音質はまあそれなりに、ですが小型ながら驚くほどの音量を出すことができます。
50%の音量でもかなりの大きさで、100%で使うことをためらうほど、というか本当にうるさいので使いませんでした。

左右に10Wスピーカー
集合住宅では音量に注意して楽しみましょう

USBメモリーの動画ファイルも楽しめる!

フルHD1080pまでのMP4動画を再生して大画面で楽しむことができます。
いろいろなファイルの再生検証をしてみたところ、iPhoneやAndroidのスマートフォンで撮影した動画はすんなり見ることができました。iPhoneで撮った動画は.movだったのですが…。

なおパソコンで編集した動画データは再生できないものが多く、インターレース形式はNGで、プログレッシブ形式でないといけないとわかりました。
仕様を見る限り「HEVC」に対応しているようですので、新しいiPhoneで撮影した動画データも安心といったところですね。


USBメモリーを挿すだけで認識してくれます

リモコンが使いづらい?→アプリがあります!

リモコンを忘れてしまった!?
そんなときはスマホで2本指スワイプなどで操作できる「Nebula Connect」というアプリを活用しましょう。
2つのモードを切り替えて操作すればスムーズで快適です!
iOS / Android

なおAmazonプライムビデオなど「Nebula Connect」上での疑似マウス操作が必須となっているアプリもありましたので、本機を目いっぱい楽しむつもりなら、早々にアプリを利用した方が賢いでしょう。

Anker Nebula Mars IIの残念なところ

いろいろ楽しめるAnker Nebula Mars IIですが、できないこと、イマイチなところももちろんあります。

Miracastは使い物にならない

まずMiracast、AirPlayに対応と謳っていますが、Miracastは完全に使い物になりません!
機種によりけりなのかもしれませんが、自身の端末の場合、何か操作すると以下の画面のようなエラーが表示されてすぐにコネクトが切れます。

Miracastは完全に使い物にならない

書いてある通り「ホーム、ミュージック※、設定」の画面でしか使えない仕様なら、何をしろというのでしょうか…。Miracast対応なんて完璧に嘘っぱちですね!(#^ω^)
Androidの方はiOSと比べて1機能を失っていると考えておきましょう。

※ミュージックのアプリも、本機はBluetoothスピーカーとして使えますので…つまりなにも投映できないのと同義ですねこれは。

Bluetoothスピーカーモードへボタン1つで切り替えできます
音楽を流したいときはBluetoothスピーカーモードへ
ボタン1つで切り替えできます!切り替え時なぜかしゃべります(笑)

自動ゆがみ補正は縦方向のみ

続いて横の自動ゆがみ補正が無いところ!

これはまあ、値段的に仕方のないことかもしれません。ただ、映像を大きくしようとすればするほど、その投映映像が少しのずれでゆがみやすくなり、なかなかきれいな四角形の映像を作れず難しく感じました。
※手動でならある程度補正はできますが、画面サイズは小さくなります

若干左寄りなのも気になります
若干左寄りなのも気になります

縦のゆがみ補正があるのになぜ縦方向のアジャスターが付いていないのかも気になりました。
上方向に角度をつけて投映したいときは、三脚などを使って傾けるための工夫が必要です。

三脚穴があります
三脚穴があります

なお上方向へ向けたまま置いても安定していますが、背面にある排気口がふさがれることになります。故障の原因となりますので、絶対にこのような使い方はしないでください。

このようなセッティングはNGです!!上に向けたままの使用は故障の原因となります

画質はそれほどよろしくない?

本記事を書くにあたり、以前似たような記事があったなーと見直しましたが、その時に撮られた写真を見ると好みの問題なのかもしれませんが、リコー PJ WXC1110の方が色味がきれいで、Anker Nebula Mars IIは無理をして明るくされてやや色味が破綻しているように思えました。
もちろんあちらの方が2倍明るい600ルーメンですから、その差が影響しているのもありますが…比べなければどちらも問題ないレベルなんですけどね。

というか並べてみて初めて分かったのですが、アスペクト比がおかしい気が…。左がAnker、右がリコーです。

サイズ感がわかる画像も置いておきます。
ちなみに動作時のファン音はリコーの方がうるさく、小さいために超がんばって冷却してるからだと思います。

Anker Nebula Mars IIとリコー PJ WXC1110のサイズ比較画像(正面)
Anker Nebula Mars IIとリコー PJ WXC1110のサイズ比較画像(上面)

以前の記事は以下から見ることができます。

手のひらサイズで大きく映せる 短焦点小型プロジェクター PJ WXC1110

まとめ

いつものことながら悪いところもばっちり書いてしまった内容ですが、弊社スタッフにはおおむね好評で、自分も含めてこれ欲しいな、もう少し安ければと惜しむ声もちらほらと…。

そこまでニッチでもないけど、かといって決してメジャーでもない、そんな何とも言えない性能かもしれませんが、モバイルバッテリーで有名なAnkerだからこそ生み出せたおもしろガジェット「Anker Nebula Mars II」。
本機の特長に刺さった人なら、買っても損はしないと思います!

気になったけど、買うと高いなー、でも使ってみたいなー、という方は、まずはレンタルサービスを利用してみてから、再検討するのも良いですよ!
Anker Nebula Mars IIのレンタルは以下の画像から!

Anker Nebula Mars II


なお記事を書くにあたっていろいろ検索したりもしましたが、その中で以下のページでは、プロジェクターにいっそう詳しい方が有益なレビューをされていますので、気になった方は是非、合わせてチェックです!
Anker Nebula Mars IIレビュー

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