
X-H2Sで最新フィルムシミュレーションを楽しもう
富士フイルム特集第4弾です。
レンズにボディに、APEX RENTALSでも幅広く富士フイルムの取り扱い機種が増えました!
その中で最新機種 X-H2Sでは、使用できるフィルムシミュレーションが全部で19種類もあります。
富士フイルム最推し担当としてはやはり、実際に試すしかないでしょう!!
ということで今回は、担当も1番楽しみな最新フィルムシミュレーション「ノスタルジックネガ」をメインに、JPEG撮って出しの作例多めでフィルムシミュレーションの紹介レビューをしていきたいと思います。
ボディの確認・比較
せっかくなので最初は簡単にX-H2Sのボディを確認しましょう。


手持ち画像を見てわかる通りサイズ感、重さは基本的には一般的なミラーレスカメラと同じ感じですが、グリップが大きくしっかりしているので、手持ち撮影時の安定感が別格です。
ボディは若干大きめかな?でも高級感があってオシャレで自慢したくなるカメラです。

カメラ本体の上部のダイヤルは、X-H2Sが動画を重視したカメラのため、ダイヤルが減り液晶パネルが大きくメインとなり、今まで私が使ってきたX-ProやX-Tのシリーズとは大きく仕様が異なります。
ほぼ写真撮影しかしない身としては、従来のダイヤルがたくさんあるカメラの方が好みではありますが、ともあれまずは使ってみましょう!!
フィルムシミュレーションとカラーフィルター
作例に行く前にフィルムシミュレーションも一覧でご紹介しておきましょう。
まずは13種類を一覧で(拡大できます)。
13種類の中でも、白黒フィルムシミュレーションのACROSSとモノクロはスタンダートの他にYe、R、Gの3種類のカラーフィルターを選択することが可能です。
少しわかりにくいですが、フィルターによって濃淡やコントラストが変化しているのがわかります。
被写体にどう濃淡をつけたいか考えてフィルターを選ぶことで、モノクロ撮影の楽しさが増します。
白黒だけがモノクロではありません!
X-H2Sにはモノクローム・カラーの機能も搭載されています。

WARM/COOLとマゼンタ/グリーンからキーカラーを選択でき、白黒以外のモノクロを楽しむこともできます。
通常の13種類にACROSとモノクロのカラーフィルター6種類を合わせた全19種類がX-H2Sで使用可能なフィルムシミュレーションになります。
フィルムシミュレーションで撮影してみよう
ここからはフィルムシミュレーションの作例とレビューになります。
ノスタルジックネガ
まずは最新のフィルムシミュレーションのノスタルジックネガです。
ハイライトに柔らかいアンバーが描写されることで、普段の街並みを昔懐かしい風景に見せることができます。
古い街並みや錆びついた建物を撮影するのに最適です。
シャドウ部のディテールを残り方も絶妙で、控えめに言って最高過ぎるフィルムシミュレーションではないでしょうか。
続いて比較的新しいETERNAのフィルムシミュレーションを2つ続けていきます。
ETERNA/シネマ
コントラストの低い落ち着いた写真が撮影できるETERNA/シネマ。
暗いトーンの逆光写真が多い私としては、シャドウのトーンが豊富で使いやすく、お気に入りのフィルムシミュレーションです。
ETERNA ブリーチバイパス
ETERNAブリーチバイパスの銀残しは、フィルムシミュレーションも現像手法も今回が初めての使用でしたが、カラーがマイナスになる斬新な色味が思った以上に最高でした。
さらっと撮影した自転車がおしゃれに見える不思議。
今後使用頻度が上がること間違いないフィルムシミュレーションに決定です。
PROVIA/スタンダード
ここからは以前も登場したフィルムシミュレーションを簡単にご紹介。
PROVIA/スタンダードは説明不要の通常画質のフィルムシミュレーション。
X-H2Sは被写体検出AF機能を搭載した連写が得意なカメラなので、夕暮れの薄暗い渋谷の街中でも飛行機の撮影が簡単にできました。
Velvia/ビビッド
壁の黄色の鮮やかさや差し込む太陽の光を際立させる強めの階調はVelvia/ビビッドのフィルムシミュレーションならではのものです。
ASTIA/ソフト
霧や雨の中などしっとりとした風景の描写に最適なASTIA/ソフト。水槽の金魚を撮影すると不思議な世界観の写真になりました。
クラシッククローム
渋みを含んだ色彩とシリアスな階調。クラシッククロームはさらっと撮影したお花や夕日を深い意味があるように見せてくれます。
ACROS
白黒写真といえばACROSSです。
まとめ
作例は以上です。
久しぶりのフィルムシミュレーション特集いかがだったでしょうか。
普段は使わないようなフィルムシミュレーションやレンズをいろいろ試せてすごく楽しい撮影になりました。
次は動画撮影にもチャレンジしてみたいですね。
最後に、「フィルムシミュレーション…気になってはいるけど使ったことがなくて不安だな…」という方にアドバイス!
慣れるまではRAWとJPEGの両方記録がおすすめです。
撮影時にRAWもいっしょに撮影しておけば、カメラ内RAW現像でフィルムシミュレーションを後から適応することができるからです。

この機能を使えば自分好みのフィルムシミュレーションを見つけるのも簡単ですね!
ぜひみなさんも富士フイルムのカメラやレンズをレンタルして、フィルムシミュレーションを楽しんでみてください!
前回第3弾では、PROVIA/スタンダード、Velvia/ビビッド、ASTIA/ソフト、クラシッククローム、PRO Neg.Std、PRO Neg.Hi、モノクロ、ACROS、セピアの9種類のフィルムシミュレーションをご紹介しました。
こちらのページでお楽しみいただけます。
XF10-24mmF4 R OISでフィルムシミュレーションを楽しもう
今回使用したカメラボディ、レンズはこちらからレンタルできます。