超短焦点プロジェクター PJ WX4152Nでマルチプロジェクションに挑戦

RICOH PJ WX4152Nは、壁に設置した場合でも48インチもの大画面に投映ができる、超短焦点プロジェクターです。
超短焦点プロジェクターは、スクリーンや壁との距離をとらずとも大画面投映が可能なプロジェクター。
さらに投映距離が長くなることによる光の減衰が抑えられるのも大きな利点です。
PJ WX4152Nはプロジェクターの輝度自体も3500ルーメンの明るさがあり、照明を落とせない明るい会議室などでも鮮明な映像を映すことができるため、レンタル開始直後から比較的人気の高い商品となっています。
また最新型のプロジェクターであるため、PCを介さずにUSBメモリーからの投映や、ネットワーク投映にも対応し、様々なビジネスシーンでの活躍が期待できます。

今回の特集では機能の1つである、複数台数を並べて大画面投映を実現するマルチプロジェクション機能を、実際に使ってみてご紹介したいと思います。

1.準備編

1-1必要なもの

マルチプロジェクションを行うにあたり、今回の内容では以下のものが必要です。

必要なもの
 ・RICOH PJ WX4152N×2
 ・USBメモリー×2
 ・ウェブカメラ機能付きパソコン×1
 ・投映用動画データ

今回は2台のプロジェクターを使うためUSBメモリーは台数分の2個となりますが、3台使う場合は3個ご用意ください。

1-2ソフトウェアのインストール

マルチプロジェクションの設定には専用のソフトウェアを使います。
パソコンにあらかじめソフトウェア「RICOH Simple Multi Projection」をダウンロード、インストールしておきましょう。次のURLからアクセスできます。RICOH Simple Multi Projectionのダウンロード

なおパソコンのウェブカメラを使って壁に投映された映像を撮影することになります。
そのため軽めのノートパソコンやタブレットパソコンをおすすめしますが、動画の変換作業もそのPCで行うことになるため、時間がないときはウェブカメラがついていなくともスペックが高めのパソコンを用意し、カメラに関しては別にUSBウェブカメラなどを用意して乗り切りましょう。
ただしMacOSやiOS、Androidには対応していませんので要注意です。

RICOH Simple Multi Projectionの要求スペックは以下のとおりです。

OS
Windows7/8.1/10
ネットワーク
無線LANまたは有線LAN
アプリケーション
Microsoft .NET Framework 3.5 SP1
Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ(x86)
カメラ
解像度HD1920x1080以上の内蔵カメラ、外付けWebカメラ

補足として、アプリケーションの項目にある2種類は、RICOH Simple Multi Projectionを動作させるために必要な基盤(ベース)です。実行時にエラーが起こるようならインストールをしましょう。
Microsoft .NET Framework 3.5 SP1についてはWindows Updateを実行すればOKだと思います。またこのあたりが参考になります。マイクロソフトのドキュメント

Microsoft Visual C++ 2008 SP1についてはマイクロソフトのページからダウンロードできます。

1-3プロジェクター側の準備

投映のためにプロジェクター側の準備をします。本機は超短焦点プロジェクターとなりますので、角度、投映距離が少し異なるだけで、投映画面サイズが大きく変動します。
今回作業時に実際に起ったことなのですが、プロジェクターの底にある高さ調整のためのネジが、機種間でほんのわずかにズレがあったことが原因で、どうしても上手く調整できない状態になりました。
すべてのネジをきつく締めたところ問題なくいけましたが、もし調整がうまくいかないと思ったら、底面の確認も行ってみてください。

1-4投映用データの準備

投映用の動画データ(静止画でも可)も作っておく必要があります。
せっかく大きく映せるのだから目一杯大きく・・・と考えるのが普通なのですが、しかしかながら横長の画面内いっぱいに映るようなデータを予め作っておくことは不可能だと思われます。
なぜなら画面のサイズは複数台投映のための設置時に多少異なるからです。
スクリーンいっぱいに大きく出したい場合は2度手間にはなりますが、ある程度横長気味で作っておき、あとで調整する必要があると思います。

2.ネットワーク設定編

2-1プロジェクターの電源入れる

続いてプロジェクターを操作していきましょう。
まずはプロジェクターの電源を入れてください、その際は上から覗き込まないように注意してください。
このプロジェクターは通常のものとは違い本体の上に向かって強い光が出ます。

電源を入れた際に「ネットワークの設定」が出ると思いますが、出てこなかった場合は、リモコンのメニューボタンを押して「ネットワーク・USB設定」→「ネットワーク設定」→「設定ウィザード」→「ネットワーク設定ウィザード」から行えます。

2-2無線LANの設定をする

今回の記事では無線LAN(インフラストラクチャー)を選択します。
インフラストラクチャーモードは簡単に説明すると、インターネット通信しながら該当の機器との接続もできるモードです。

専門用語が多くていまいちよくわからないかもしれませんが、設定自体はウィザードにそって進めば難しくはありません。
SSIDという名称はその機器特有の名前と思ってください。
ここではどのネットワーク機器につなぐのかを選択しているだけです。

またSSIDの直接入力は不要で、しばらく待っていると付近の機器をキャッチしてくれるため、その中から選択しましょう。
※マルチプロジェクションで使う機器はすべて同じSSIDにする必要があります

ネットワークのパスワードは手動入力が必要です。
わからない場合はネットワークの管理者へ問い合わせしましょう。

次に表示される「DHCP設定」は使用環境で特に制約がない限りは自動設定のほうで構いません。

これでネットワーク設定は完了です。
同様にもう1台も作業して、次のステップへ進みましょう。

3.投映画面設定編

3-1USBメモリーを挿す

この章では投映用の動画データを作成し、プロジェクター側のUSBメモリーへの転送を行います。
まずは動画データを格納するためのUSBメモリーを各プロジェクターへ挿しておきます。USBは空の状態でOKです。

USBを挿すとUSBからのデータ投映だとプロジェクターが認識する場合があるため、モードが勝手に切り替わってしまったら、ネットワークからの投映に戻しておきます。

3-2ソフトウェアを起動する

続いてパソコンを使って設定していきます。
先にインストールしておいたRICOH Simple Multi Projectionを起動します。
さっそくSTEP1から進めていきましょう。

3-3STEP1

各プロジェクターの4桁の識別コードをれ入力し、OKボタンを押します。

3-4STEP2

次にプロジェクターの大まかな位置調整をします。
厳密に設置しなくても大丈夫ですが、うまく調整できない場合は「校正パターンの余白変更」の項目に数値を手入力して微調整も行えます。

画面の指示通り2台のプロジェクターの光を重ねます。
■のマークが重なったりはみ出たりしないようにします

調整ができたらパソコンのカメラを使って投映画面を撮影し、それを元に再度調整を行います。

横長の画面がすべて映るような広角範囲を撮影する必要があるため、壁とカメラとは一定の距離と認識できる解像度(1920x1080以上)が必要になってきます。
カメラの性能にもよりますが、あまりに距離を取れない狭い場所だと撮影が難しいかもしれません。
今回は壁と2メートルほど離れて撮影しました。

撮影後、パソコン側で微調整が可能です。

調整後はこのような投映範囲になりました。
写真では分かり辛いですが、ところどころ線が歪んだりしていますが、大きな歪みがなければ問題ないでしょう。

3-5STEP3

続いて再生用の動画データを作成し、USBメモリーへ転送します。
今回は1ファイルのみ使うため、追加ボタンで動画を登録し、作成&転送ボタンで一括処理を行います。

サンプルファイルを使ったため、1,2分で処理が完了しました。
ただしファイルサイズの大きな動画を扱う場合は数十分以上時間がかかるため、本番直前に処理を行うのではなく、テスト時など余裕を持って事前に行うべきでしょう。

3-6STEP4

長くなりましたが、いよいよ再生して投映です。
転送した動画データをプレイリストへ追加し、再生してみましょう。

写真は照明を落とした状態での投映状況です。大体120〜150インチ程度の大きさでしょうか。
なおアスペクト比を保ったまま動画変換を行ったため、上下にまだまだ余裕がありました(投映されてない空白の部分がある)。

4つ上の写真と比較していただくとわかりやすいと思いますが、短焦点でかつ3500ルーメンの明るさがあるため、かなりはっきりと見えます。

複数ファイルを連続して再生することもできます。
別の動画をプレイリストへ追加するだけで、順にエンドレスで再生されます。

まとめ

RICOH PJ WX4152Nを使ったマルチプロジェクション機能をご紹介はこれで終了です。

一見難しそうに見えるかもしれませんが、実際にやってみると手軽に大画面投映ができたため、こういった方法もあるんだ、ということを覚えておいていただけると良いかなと思います。
以下、レンタルページへのリンクです。
これ良いかも!と思った方は是非レンタルをご検討ください。

RICOH PJ WX4152Nのレンタルサービスはこちらから

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