冬の星空撮影におすすめのカメラ・レンズは?必要な機材や設定、撮影のコツを解説

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エイペックスレンタルズ編集部

冬は空気が乾燥して大気中の水蒸気が少なくなるため、空気が澄み、肉眼でも星々が明るく輝いて見える季節です。特徴的なオリオン座や冬の大三角などを見つけやすいため、星空撮影に初めて挑戦する方にはおすすめの時期と言えるでしょう。

とはいえ、星空の撮影をやってみたい!と思い立っても
「どんなカメラやレンズを選べばいいの?」
「設定はどうすればいいの?」
など、はじめての方には悩むこともわからないことも多く、撮影に臨むまでのハードルがあるのも事実です。

この記事では冬の星空撮影におすすめのカメラ・レンズをはじめ、必要な機材や基本設定、撮影を成功させるポイントまで分かりやすく解説します。
これから星空撮影に挑戦したい方はもちろん、ワンランク上の星景写真を撮りたい方も、本記事を参考に、肉眼で見るのとはまた違った星空の美しさを、ぜひその目で確かめてください。

星空撮影に準備しておきたい基本的な機材

星空撮影では、日中の撮影とは異なり、暗い環境で長時間露光を行うことが多いため、適した機材を選ぶことが重要です。カメラやレンズだけでなく、三脚やリモコンなどのアクセサリーも大事になります。

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レンズ交換式カメラ

レンズ交換式カメラ Nikon ZR

星空撮影では、高感度撮影時でも画質を維持しやすいフルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラがおすすめです。

もちろん、APS-C機でも星空撮影は十分楽しめますので、まずはお手持ちのカメラで挑戦し、より高画質な作品を目指したくなったらフルサイズ機をレンタルするのもおすすめです。

広角レンズ

広角レンズ SEL1635GM2(FE 16-35mm F2.8 GM II)

星空撮影では、広い夜空をダイナミックに写せる広角レンズで、なるべくF値の小さい(明るい)レンズが活躍します。

星空と地上の風景を一緒に撮影する場合は、16~24mm程度の広角域を目安に、F2.8以下の明るいレンズを選ぶと撮影しやすくなります。
明るいレンズは多くの光を取り込めるため、ISO感度を抑えやすく、ノイズの少ない美しい写真につながります。

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三脚

三脚 MKBFRA4-BH

星空撮影では数秒から数十秒の長時間露光を行うため、手持ち撮影ではなくしっかりした三脚が必須です。脚をしっかり固定できる安定感のある三脚を使用しましょう。

あまりに軽量すぎる三脚は風の影響を受けてブレるため注意が必要です。

予備のバッテリー・モバイルバッテリー

星空撮影では、ライブビューでのピント合わせや長時間露光を繰り返すため、日中の撮影よりもバッテリーを消耗しやすくなります。予備バッテリーは是非とも用意しておきましょう。
特に夜間は気温の低下によってバッテリー性能が低下することもあるため、長時間撮影を予定している場合は複数本あるとより安心です。

カメラによってはモバイルバッテリーからの給電駆動に対応しているものもありますので、そういった機種を選ぶのも良いでしょう。

リモコン

リモコンやスマートフォンアプリによるリモート撮影を利用すれば、カメラに触れることなくシャッターを切ることができ、ブレを抑えつつ快適な撮影が可能です。

最初から理想の機材を揃える必要はない

カメラ・レンズ・三脚の3点があれば、星空撮影を十分に楽しむことができます。慣れてきたら、アクセサリーを追加してより快適な撮影を目指したり、明るいレンズで画質向上を狙ってみましょう。

星空撮影に適したカメラやレンズは高価な機材も多いため、まずはレンタルで使い心地を試してから購入するのもおすすめです。

星空撮影におすすめのカメラ・レンズ

星空撮影では、撮影スタイルや求める画質によって最適な機材は異なります。まずは気軽に挑戦したい方もいれば、美しい星空をより高画質に作品として残したい方もいるでしょう。

ここでは「まずは気軽に挑戦したい方」と「ワンランク上の作品を目指したい方」の2つに分けて、おすすめの機材を各メーカーに分けてご紹介します。

挑戦してみたい、気軽にやってみたい方

ご紹介している機材構成は、できるだけ費用を抑えながらも、冬の星空や明るく輝く星々を十分に楽しめる性能を備えています。持ち運びやすい軽量なボディやレンズを選びましたので、初めて星空撮影に挑戦する方はこの構成から始めてみると良いでしょう。

キヤノン

EOS R8(約461g)、RF16mm F2.8 STM(約165g)の組み合わせで合計約626g。非常にコンパクトですが画質には妥協していません。

EOS R8 + RF16mm F2.8 STM
EOS R8 + RF16mm F2.8 STM
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ソニー

α7C II(約514g)、SEL20F18G(約373g)の組み合わせで合計約887g。執筆者が個人的におすすめの広角レンズです。

α7C II + SEL20F18G(FE 20mm F1.8 G)
α7C II + SEL20F18G(FE 20mm F1.8 G)
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富士フイルム(※)

X-S20(約491g)、XF16mmF1.4 R WR(約375g)の組み合わせで合計約866g。F1.4の明るいレンズが星空撮影の自由度をあげてくれます。

X-S20 + XF16mmF1.4 R WR
X-S20 + XF16mmF1.4 R WR
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(※)カメラのセンサーサイズはフルサイズではなくAPS-Cサイズとなるため、撮影画角はレンズ名にあるmm数の約1.5倍の数値と同等になります。

ニコン【特別セット】

こちらの組み合わせは、ミラーレスカメラ「Nikon ZR」と明るい超広角ズームレンズ「NIKKOR Z 17-28mm f/2.8」、さらに持ち運びしやすい三脚を、星空・星景写真撮影に挑戦したい方へ向けて特別にご用意したお得なセットです。

【チャレンジ】ZR星空撮影セット
【チャレンジ】ZR星空撮影セット
ZR + NIKKOR Z 17-28mm f/2.8

ZR(約540g)、NIKKOR Z 17-28mm f/2.8(約450g)の組み合わせで合計約990gと、決して軽いわけではありませんが、セット内容には初心者でも迷わないで撮影に挑める「星空撮影スタートガイド」も付いています。
もちろんAPEX RENTALSならではの、メモリーカード64GBと2個のバッテリーも付属しています。
この記事を読んで星の撮影に興味が出たら、このセットから触ってみるのがおすすめです!

中の人がZRで撮影した星空(天の川)のサンプル写真
中の人がZRで撮影したサンプルです(夏の空ですが)
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ワンランク上を目指したい方

より本格的な星景写真を撮影したい方には、高性能なミラーレスカメラと大口径広角ズームレンズの組み合わせがおすすめです。
開放の明るさが一定のズームレンズなら、構図に合わせて画角を調整しても、ISO感度などの設定を調整しなおす必要が無く、撮影の自由度が高まります。

EOS R6 Mark II + RF15-35mm F2.8 L IS USM
EOS R6 Mark II + RF15-35mm F2.8 L IS USM
α7 V + SEL1635GM2(FE 16-35mm F2.8 GM II)
α7 V + SEL1635GM2(FE 16-35mm F2.8 GM II)
X-T5 + XF8-16mmF2.8 R LM WR
X-T5 + XF8-16mmF2.8 R LM WR
Z6III + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
Z6III + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

富士フイルムのカメラはAPS-Cとなりますが、35mm判換算で12mmという超広角域に対応しますので、広大な星空と地上の風景を活かした星景写真を楽しめます。

明るい広角レンズだけのレンタルもおすすめ

カメラをお持ちならそれを活かしてレンズだけレンタルして費用を抑えることができます。

普段とは異なるカメラで撮影を試したい方は、カメラとレンズをセットでレンタルしましょう。使い心地が自分に合っていたら、購入を検討しても良いでしょう。

星空撮影のためのカメラ基本設定

カメラを構えて夜景と星を撮影しているようす

星空撮影が初めてでも、基本的なポイントを押さえれば、誰でも美しい星空を撮影することが可能です。ここでは冬の星空を撮影する際に覚えておきたい基本設定をご紹介します。

マニュアルモードに設定しよう

星空撮影ではF値(絞り)やシャッタースピード、ISO感度を撮影環境に合わせて調整するため、カメラの撮影モードをM(マニュアル)モードに設定します。

普段オートモードで撮影している方には少し難しく感じるかもしれませんが、まずはこのあと紹介する設定値を目安にして、撮影した写真を確認しながら少しずつ調整してみましょう。

絞りは開放F値がおすすめ

星空撮影では、できるだけ多くの光を取り込めるよう、絞りはレンズの開放F値(最も小さいF値)で撮影するのがおすすめです。F1.8やF2.8などの明るいレンズを使用すると、短いシャッタースピードでも十分な光を取り込めるため、星が流れにくく、ノイズも抑えやすくなります。

シャッタースピードは10~15秒から試す

シャッタースピードが長すぎると、地球の自転によって星が線状に流れて写ってしまいます。そのため、固定した三脚で撮影する場合は、シャッタースピードは10~15秒程度を目安に設定すると、星を点に近い状態で写しやすくなります。

シャッタースピードは使用するレンズの焦点距離によって適切な時間は異なるため、撮影した写真を確認しながら微調整すると良いでしょう。

ISO感度は1600~6400を目安に

星空撮影ではISO感度を調整することで、暗い星空でも明るく撮影します。一般的にはISO1600~6400程度から試し、写真の明るさやノイズを確認しながら調整するのがおすすめです。

光を多く取り込める高感度性能に優れたフルサイズセンサーのカメラなら、ISO感度が高くなってもノイズを抑えた撮影が期待できます。ワンランク上を目指す場合にフルサイズをお勧めするのはこのためです。

ピントはマニュアルフォーカスで合わせる

夜空ではオートフォーカスが合いにくいため、マニュアルフォーカス(MF)でピントを合わせるのがおすすめです。ライブビューで明るい星を拡大表示し、星が最も小さくシャープに見える位置でピントを合わせましょう。

一度ピントが合えば、そのまま撮影を続けられますが、三脚やレンズに触れてしまった場合は再度確認すると安心です。

シャッター時のブレを防ごう

三脚にカメラを固定していても、シャッターボタンを直接押したときの振動でわずかにブレてしまうことがあります。撮影時は2秒程度のセルフタイマーを設定し、シャッターボタンを押してから実際に撮影されるまで少し時間を空けることで、カメラに触れたときの振動を抑えることができます。

リモコンやスマートフォン用のアプリからシャッターを操作できる場合は、カメラ本体に触れずに撮影できますので、基本はこちらの方法がおすすめです。

【まとめ】F2.8・15秒・ISO3200前後を目安に

一発で調整する必要はなく、試し撮りをして、撮れた写真を見ながらISO感度やシャッタースピードを少しずつ調整していき、自分の撮影環境に合った設定を見つけていきましょう。

冬の星空を撮影してみよう

冬の夜空には、オリオン座をはじめ、明るく見つけやすい星々が数多く輝いています。必要な機材やカメラの基本設定を覚えたら、実際に冬の星空を撮影してみましょう。

星空をきれいに撮影するためには、カメラの設定だけでなく、撮影する日時や月明かり、撮影場所などの条件を確認しておくことも大切です。ここでは、冬の星空を撮影するために押さえておきたいポイントをご紹介します。

オリオン座を目印にしてみよう

オリオン座のイラスト

冬の星空で特に見つけやすいのがオリオン座です。中央に並ぶ3つの星が特徴的で、星空撮影に慣れていない方でも比較的見つけやすい星座です。

まずはオリオン座を目印にして構図を決め、周囲の星々と一緒に広く撮影してみましょう。広角レンズを使用すれば、星空だけでなく地上の風景も一緒に収めやすくなります。

月明かりの影響を確認しよう

冬の星空を撮影する場合も、月明かりによって星の見え方は変わります。暗い星までしっかり写したい場合は、新月前後など月明かりの少ないタイミングが撮影しやすくなります。

一方で、地上の風景も一緒に撮影する場合は、月明かりを利用して風景を明るく写すこともできます。撮りたい写真に合わせて、月齢や月の出・月の入りの時間を確認しておきましょう。

街明かりの少ない場所を選ぼう

街灯や建物などの人工的な光が多い場所では、夜空が明るくなり、暗い星が写りにくくなります。より多くの星を撮影したい場合は、街明かりから離れた郊外や山間部など、空が暗く開けた場所を選ぶのがおすすめです。

冬の風景と組み合わせてみよう

星空だけを撮影するのではなく、山や木々、建物などを構図に取り入れることで、その場所ならではの星景写真を楽しめます。

雪が積もる地域では、雪景色と星空を一緒に撮影するのも冬ならではの楽しみ方です。広角レンズを活かして、オリオン座などの特徴的な星座と地上の風景を組み合わせれば、季節感のある星景写真に仕上げることができます。

冬の星空撮影を成功させるコツ

冬の星空撮影では、カメラの設定だけでなく、天候や寒さへの準備も大切です。特に気温の低い場所では、バッテリーの消耗が早くなったり、暖かい場所へ移動した際にカメラやレンズに結露が発生したりすることがあります。

冬ならではの注意点を事前に確認しておきましょう。

天気だけでなく雲の量もチェックしよう

星空撮影では、晴れ予報でも雲が多いと星が隠れてしまうことがあります。撮影前には通常の天気予報だけでなく、雲の量や動きを確認できる天気予報サービスを利用し、撮影する時間帯の雲の状況もチェックしておくのがおすすめです。

また、山間部などでは天候が変化しやすいため、撮影中も空の様子を確認し、雪や強風などで天候が悪化した場合は無理をせず撮影を中止しましょう。

低温によるバッテリーの消耗に備えよう

冬の星空撮影では、気温の低下によってバッテリーの性能が一時的に低下し、普段より早く残量が減ることがあります。長時間の撮影を予定している場合は予備のバッテリーも用意しておきましょう。

暖かい場所へ移動するときは結露に注意しよう

寒い屋外で冷えたカメラやレンズを急に暖かい室内へ持ち込むと、温度差によって表面や内部に結露が発生することがあります。

撮影後はカメラをすぐにバッグから取り出さず、バッグに入れたまま徐々に室温になじませるなど、急激な温度変化を避けましょう。

防寒と足元の安全対策をしよう

冬の星空撮影では屋外で長時間じっとしているため、想像以上に体が冷えることがあります。防寒着や手袋、帽子などを用意し、撮影場所の気温に合わせた服装を準備しましょう。

また、星空がよく見える場所ほど、夜になると周囲がほとんど見えなくなることがあります。積雪や路面凍結がある場所では特に足元に注意し、できれば明るいうちに現地へ到着して、三脚を設置する場所や周囲の状況を確認しておくと安心です。

夜間の移動にはライトを用意し、雪や凍結、強風など危険を感じる状況では無理をしないことも大切です。必要な機材だけでなく、防寒や安全面まで事前に準備して、冬の星空撮影を楽しみましょう。

星とカメラと小道具が写っている写真

星空撮影についてよくある質問

星空撮影に赤道儀は必要ですか?

赤道儀は星の動きに合わせてカメラを追尾する機材。星雲や星団などを長時間露光で本格的に撮影する際に使用されます。
今回ご紹介しているような星空を風景と一緒に撮影する場合は、赤道儀は無くて大丈夫です。

APS-Cのカメラでも星空は撮影できますか?

APS-Cセンサーのカメラでも星空撮影は可能です。
今回の記事では高感度撮影に強いフルサイズセンサーのミラーレスカメラを中心に紹介していますが、APS-Cのカメラでも明るい広角レンズと三脚を組み合わせれば、美しい星空を撮影できます。

F4のレンズでも星空は撮影できますか?

F4のレンズでも星空撮影はできます。
F1.8やF2.8などの明るいレンズに比べると取り込める光の量は少なくなりますが、ISO感度やシャッタースピードを調整することで対応できます。

星空撮影はRAWとJPEGのどちらがおすすめですか?

現像を行わない場合でもRAW+JPEGの同時記録がおすすめです。
星空撮影では、暗部の明るさやホワイトバランス、ノイズなどを撮影後に調整することも多いため、JPEGよりも多くの画像情報を残せるRAWの方が編集の自由度が高く、最終的に画質の良い写真が仕上がります。

さあ、冬の星空撮影に挑戦してみよう

冬はオリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンなど、明るく特徴的な星々を楽しめる季節です。星空撮影というと難しく感じるかもしれませんが、明るい広角レンズと三脚を用意し、基本的なカメラ設定を押さえれば、初めてでも十分に楽しむことができます。

また、冬の星空を撮影する際は、月齢や天候、雲の量、周囲の明るさなど、撮影する日の条件も大切です。事前に撮影したい星座が見える方角や時間帯を確認し、防寒やバッテリー、結露への対策も整えたうえで、余裕を持って撮影に出かけましょう。

星空撮影に適したカメラや明るい広角レンズは、購入すると高価なものも少なくありません。まずはレンタルで、冬ならではの美しい星空の撮影に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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