SDI対応ビデオミキサー V-1SDIレンタルスタート!(前編)|APEX Insight - エイペックスインサイト -
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SDI対応ビデオミキサー V-1SDIレンタルスタート!(前編)

エイペックスレンタルズ編集部

SDI対応でコンパクト 操作性も◎

大人気のローランド社製ビデオミキサーにSDI対応のV-1SDIが追加されました!

このサイズで3G-SDIに対応し、1080p59.94の入出力が可能です。

V-1HDとは異なる用途で使えます

昨年ご紹介したコチラのV-1HDはHDMI入力4系統を搭載し、多彩なエフェクトが可能なモデルでした。
主にVJ用途を意識した作りになっているかと思います。

V-1SDIはエフェクト機能はなくなり、どちらかと言うとレセプションやプレゼン等で多くのカメラを接続する用途に適しています。撮影している映像をそのままプロジェクター等に投影し、テロップ打ちやPinPを使ってライブ出しする場合はV-1SDIはとても使い勝手が良いです。

外観と接続端子をチェック

というわけで今回は色んな機器を繋いで実際に映像だしや収録等のテストをしてみました!

長くなりそうなので今回は前編として機能面のチェックを、後編では実際に収録を行った動画を掲載したいと思います。コンセプトは「編集をしないで機種紹介の動画を撮ってみよう」となっております。

正面パネル

一見V-1HDと似ています。メニュー操作等が集まる左側のボタン配置は一緒で、映像切替スイッチ部分も位置は一緒です。

違う点としましてはエフェクトが割り当てられていた中央のボタンがPinPとSPLITの割り当てになりました。

右側も似ていますが、上下ボタンがDSKとAUTOに割り当てられています。

DSK合成機能は後ほど紹介しますが、V-1HDには無かった機能です(とても便利!)
AUTOボタンは設定した速度で自動的に映像出力の切替が行えるボタンになっています。

背面パネル

映像入力はほとんどがSDIになっています。

 

特筆すべきは一番左のHDMI4端子です。コンパクト故入出力解像度がこのように固定されてしまうV-1シリーズですが、入力4はスケーラーが内臓されています。異なる解像度を入力しても内部で調整が可能です。

後述するDSK合成機能のための入力4ですので、基本的にはパソコンを接続します。

input3はHDMIとSDIのいずれかを入力し、input1/2はSDIのみとなっています。

outputも基本はSDIとなります。但しHDCP(DVDやBlu-rayデッキ等を繋ぐ際に使用する機能)をオンにしてしまうとSDIからは出力が行えません。マルチプレビュー用のHDMI端子のモードを通常のoutputに切替てHDMIで出力する必要がありますので注意が必要です。

どの接続端子もメインアウト、プレビューアウト、マルチプレビューアウトの切替がメニューから可能です。

SDIの出力を両方同じにして片方は収録、片方は投影として使ったり、切り替える予定の映像を表示して置いたりと自由度高く設定が出来ます。

今回はこんな構成にしてみました

入力は1/3/4を使用しています。
写真には写っていませんが、背面にハンディカムを一台設置し、input3にHDMIで入力しています。
input1にはSDI出力が可能なPXW-X70を選択しました。
input4はPCからHDMI出力となっております。

PGMというのがメインの出力で、今回はモニターを使用しています。
SDIが刺さらないモニターですので、SDItoHDMIコンバーターを用いてHDMIに変換し出力を行っています。

PVWの出力にはSHOGUNを用いてそのまま収録を行います。

Multi PVWのHDMIは19インチの液晶テレビを使用しています。

V-1SDIで使用出来るようになったDSK合成

赤くなっているボタンの機能です。

他の機種ですとV-40HDでも使用できます。(しかしちょっとお値段が高い)
このサイズ、このお値段でDSK合成出来ちゃうのがV-1SDIの凄いところだと思います。

DSK合成とは

いわゆるテロップをリアルタイムで映像に合成出来る機能です。

今回はこのようにパワーポイントで素材を準備しました。

メニューからKEY TYPEを選択します。

V-1SDIですと白・黒・緑・青の4色が選択可能で、選択した色を透明にする事が出来ます。

今回は黒を選択し、それ以外の色だけを残す設定にしました。

そうすると白文字になっている部分を出力映像に合成する事が出来るのです!

例えばゲストの紹介等で文字を入れてあげると映像の質がグッと上がります。
それ以外にも自社ロゴを映像に差し込んでおく、右上にLIVEの文字を入れておく等、さまざまな使い方が可能です。

次回はこの機能を使って動画を作成します!

長くなりましたので、ここらへんで前編を終えようと思います。

次回はV-1SDIと、レンタル機材をふんだんに使ってどういう動画が作れるのか!?をテーマに撮影をしてみたいと思います。

レンタル開始しておりますので是非是非ご利用くださいませ

V-1SDIのレンタルは画像をクリック

 

 

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