iPhone 14 Proは4800万画素だから高画質? iPhone 13 Proと比較してみた
iPhone

iPhone 14 Proは4800万画素だから高画質? iPhone 13 Proと比較してみた

Saijo

皆さんがスマートフォンに求めるものってなんでしょうか。
キビキビした動き? カメラの画質? 画面の綺麗さ? 筐体デザイン?
わりと全て重視してるかもしれませんが、カメラの画質は結構マストだったりしますよね。
綺麗な写真を撮ってSNSにアップしたい、写真も動画も綺麗に撮れるスマホを求める方が多いはずです。

今年発売されたiPhone 14 Proはメインレンズが4800万画素(48MP)になり、今までのiPhoneでも過去最高の画素数を誇りますが、果たして画素数が高いからいい写真が撮れるのでしょうか? 今回の記事はカメラの質についてフォーカスしてみました。

まずこの2枚の写真、どちらがiPhone 14 Proで撮られた写真でしょうか。

正解は左の写真。
右の写真は筆者の私物のiPhone 13 Proで撮りました。

ちなみにiPhone 14 Proのレンズは3眼構成で以下の通り。

  • メインレンズ 24mm 48MP f/1.78絞り値
  • 超広角レンズ 13mm 12MP f/2.2絞り値
  • 望遠レンズ 77mm 12MP f/2.8絞り値

これに加え、メインレンズを使った48mm画角の2倍望遠も使用できますが、メインレンズ以外はiPhone 13 Proと同じものを使用していると言ってもいいくらい変化はありません。

さきほどの写真はメインレンズの48MPのセンサーで撮った写真です。12MPと48MPだと4倍も違うわけですから、そりゃ画質に差があるはずですよね。

写真のサイズを確認してみましょう。

あれ……? サイズが一緒だ。

写真を取り込んでみたらわかったんですが、これだとiPhone 13 Proと一緒の解像度でしか撮れていません。どういうことでしょう。

調べてみると、iPhone 14 Proの48MPを活かした撮影をするためには、Apple ProRAWで撮影する必要があるようです。
ちゃんとAppleのホームページにもそう書いてありました。

え、じゃあ普通に撮影しただけじゃ12MPのiPhone 13 Proと何も変わらないってこと?!

厳密にはセンサーサイズが違うので変わらないわけではないですが、iPhone 14 Proの48MPセンサーは、普段の撮影時には12MP分の領域しか使わないため、1枚あたりの容量を抑えて撮影することができます。常時48MPで撮影してしまうと写真だけで容量を圧迫してしまいますからね。

Apple ProRAWをオンにして撮影してみる

では本領を発揮させるために設定を変えて撮影してみます。
設定→カメラ→フォーマットの順に進んでみると、その設定がみえてきました。

このApple ProRAWをオンにすると、解像度を選べる項目がでてきます。iPhone 14 Proの場合は48MPか12MPかを選ぶことができます。

この項目をオンにした状態でカメラを起動すると、RAWの項目が増えているのがわかります。

というかスクリーンショットにもダイナミックアイランドの形が残るんですね……。
ファイルサイズを見てみるとその差は明らか。解像度も全然違います。

ブログにRAWのままアップできないので圧縮するしかないのですが、トリミングしてみても48MPで撮られたほうはくっきりと綺麗で、12MPで撮った写真はトリミングするとちょっとがびがびとしてノイジー。

多少トリミングしてもある程度の画質を担保できるiPhone 14 Pro。あくまでこの恩恵があるのはメインレンズのみなので、望遠したり超広角で撮る場合は12MPになってしまいます。

iPhone 14 Proで撮るほうが綺麗かもしれない

iPhone 14 Proの新しいセンサーはiPhone 13 Proよりも65%も大きなセンサーを使用しているので、より光を多く取り込むことができます。

夕方の河川敷で写真を撮ってみました。逆光ですが、iPhone 14 Proと13 Proどちらのほうが好みですか?

iPhone 13 Proのほうは草の奥の河原がやや黒つぶれしているようですが、iPhone 14 Proは黒つぶれすることなく識別できる明るさがありますね。空のグラデーションも14 Proのほうがなめらかな感じがします。恐らくセンサーが大きくなったことでダイナミックレンジ幅が広く、白飛び・黒つぶれにも強くなったのかなと思われます。

弊社のブログは誰かに忖度するつもりで書いているわけではないので正直に申し上げますが、
違いを説明してと言われても、正直そこまで大きな違いはないiPhone 14 Proと13 Pro。

強力な手ブレ補正のアクションモード実装などいい面もありますが、ProRAW撮影でガシガシ使う以外は、iPhone 13 Proで全然問題ないと思います。

というわけで、APEX RENTALSのiPhoneレンタルはこちらから。

 

記事を書いたひと
Saijo
Saijo
Saijo
APEXレンタルで機材担当をしているApple信者です。 過去に某ITメディア編集部でWebディレ(アシ)経験あり。かたわらYouTube動画の企画・編集などをしてました。 主にカメラ、パソコン関連の記事を書きます、仕事では機材全般さわっています。
記事URLをコピーしました